人間は声を使ってコミュニケーションをしています。
しかし誰でもすぐに話せるようになるわけではありません。
誰しも赤ちゃんのときから徐々に言葉を覚えていきます。
初めて子供にママやパパと呼んでもらえた時の感動ったらない!! (この記事を執筆している現在までパパと呼ばれたことは一度もない)
うちの子もだんだん使える声の音が増えてきました。
アンパンマンはほぼ言えます!
アンパンマンに先を越される父・・・ 切ない・・・
先を越された原因はお父さんと呼ばせたいからなのです。
なぜお父さんがアンパンマンに先を越されてしまったのか! それは赤ちゃんが言葉を覚えていくプロセスにも関係しています。
簡単にいうとママ、パパにしておけば愛と勇気だけが友達のスーパーヒーローにも勝てたということです。
なぜ、パパやママは赤ちゃんが覚えやすいのか。
その理由をみていきましょう!
赤ちゃんは親の口をみて言葉を発する練習をする
パパ、ママは覚えやすくて、なぜお父さんはなかなか言えるようにならないのか。
単純にパパとママは2文字でお父さんは5文字あるから 圧倒的にお父さんは難しいだろうと思いますよね。
それも一理あります。
ですが、もっと根本的なところでお父さんはなかなか習得が難しいのです。
それは日本語の発し方にも特徴があります。
日本語は母音と子音の組み合わせでできています。
a,i,u,e,oが母音 k,s,t,n,h,m,y,r,wなどが子音となります。
kにaを足すと"か" sにaを足すと"さ"
というような具合ですよね。
当たり前だろうが!なめとんのか! と言われてしまいそうですが、これが割と重要です。
この母音は口のカタチで音が決まる基本の型となります。
それに対して子音は口のカタチに唇や舌が音作りに関係してきます。
あまり意識しないで言葉を発することができていると思いますが 我々は赤ちゃん、子供の時にこの唇や舌の使い方をマスターして、大人になった今まったく意識しないで言葉を発することができるようになっています。
赤ちゃんはこの口のカタチと音を視覚と聴覚を使って覚えていきます。
なので、赤ちゃんには親の癖が受け継がれる可能性があります。 方言とかそうですよね。 江戸っ子のコーヒーの"ひ"が"し"になってしまってコーシーになるみたいな癖がそのまま受け継がれるわけです。
ちょっとわかりづらいですかね。
あなたの口の動きと声を赤ちゃんはよく見ています。
お子さんに話しかける際には、口を大きく開けてしっかり話かけてあげるようにすると 言葉の習得が早くなるかもしれませんね。
ママやパパは覚えやすい? 文字によって言葉の習得しやすさがちがう
これが無声音です。
日本語のハ行は母音の口の形のままhをつけると発声できます。 "あ"の口の形のままHを息を吐くように発声します。
すると"は"が言えませんか? これはひやふ、へ、ほもおなじです。
そのため、母音の次に言葉の習得がしやすいのはハ行と言えます。
しかも、鼻に息が抜けていく感じがします。
試しに鼻をつまんでみてください。 きれいに発声できませんよね?
これが通鼻音ということです。
これを赤ちゃんに口で説明したところでわからないですよね。 だから頑張って、見て聞いて覚えるしかありません。
ハ行に比べるとマ行は難しいレベルにあります。
パ行とバ行はマ行と発声の仕方はほとんど同じです。 唇を閉じて、息で無理やりこじ開けるようにして発声します。
違いは通鼻音ではないということですね。
小さいうちは是非、パパ・ママと子供に呼んでもらうようにすることをオススメします。
私みたいに意固地になっていると、子供に呼んでもらえるのが遅くなってしまいますよ!!
その他文字の発声方法
ザ行は舌の先が1度歯につきます。
ちなみに英語のRとLの違いがありますよね。 Rは舌の先を巻いて Lは上の歯茎をうって発音します。 日本人はよくこの発音の区別がつきませんよね。 私も最近はようやっと海外で仕事をするときに注意されることが減りましたが、なかなか聞き取れないし、しゃべれませんでした。
なぜそうなってしまうのかというと 日本語のラ、はRとLの発音のミックスだからです。 我々はどちらも入っている音を聞いて育っているので、両方同じに聞こえてしまうんですね。 違いがわかればあとは練習次第です。 この違いが分かれば子供にもしっかり教育ができますね~ 子供が話をするときに一番最後に発声できるようになるのが、カ行とガ行です。 なぜカ行とガ行が難しいのかというと舌根と軟口蓋でつくるからです。
それは一番見えにくいところで真似しづらいからです。 舌の奥の方や、あごの部分なんて赤ちゃんはなかなかみることができないですよね。 そのため、どうしても覚えるのが最後になってしまいます。
超かわいい!
ちなみに活舌が悪い方でサ行とかがうまく言えない人とかいらっしゃいますよね。 だいたいこの活舌が悪いという方はサ行やラ行が苦手という感じじゃないでしょうか?
先ほどあったように唇の他に舌を使って発生するものがサ行やラ行でしたね?
舌を使って発声していることがここでもわかりますね。
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